投資を検討している各銘柄についての私見をまとめました。

MMM(スリーエム)

イヤープラグの訴訟問題で株価下落中。予想PERが11倍と魅力的。配当は何と5%まで上がっている。MMMがこの水準になることは非常に珍しい。訴訟で倒産の可能性もささやかれているが、過度に悲観されている感もある。1年前の株価水準に戻るだけで50%のリターンが得られる。生き残る方に賭け小額投資するのもありか。本業は良くも悪くも安定している。米国内での競争は問題ないと思われるが、グローバルな競争で安価な製品に負けるリスクはある。 そのため長期では保有せず、数年後に株価が回復するのを見て売却するべきか。


LMT(ロッキード・マーチン)

MMMと比べると、国防関係なのでグローバルな競争相手は登場しないと思われる。米国の製造業が大幅再編される可能性も低いので、よほどの問題を自ら起こさない限りは事業リスクは低そうではある。EPSも安定して伸びている。ただし株価水準は特段割安ではない。


BLK(ブラックロック)

インデックス投資はスケールメリットによって手数料を下げられるので、インデックス投資というアイディアは誰もが知っているが、新規参入は意外に困難だと思われる。あとiSharesという名前はおいしい。アップルのブランドイメージを借りることに成功している。今後も新興国を含む世界全体が経済発展→資金流入が続くと思われるので、先行きは明るい。その割に現時点でPER=17倍と思ったほど高くない。配当も3%を超えている。ただし、不況になると資金が引き上げられ利益が減ることが予想されるので、もう少し様子を見ても良いかもしれない。それでも今投資しても失敗はしないようにおもわれる。


DPZ(ドミノピザ)

毎年成長している魅力的な企業。今年株価がかなり落ちてPERが26倍程度になった。個人的にはまだ高いのでバーゲン価格になるまで待ちたい。


ADBE(アドビシステムズ)

DPZ同様に今年株価が大幅下落した銘柄。予想PERは20倍。Figma買収の内容など分析が必要ではあるが、予想PERから考えるとチャンスが来ているように思われる。

MSFT(マイクロソフト)

マイクロソフトもかなり割安になった。ただ、クラウドの成長率が鈍化した場合には、さらなる下落が起きると個人的に予想している。そうなれば購入を考えたい。あるいは、米国全体の景気悪化によってPERが20倍を割り込んだ場合は下値が限られてくるので、この場合も購入に踏み切っても良いかもしれない。