バイオジェン(Nasdaq: BIIB)が日本のエーザイと共同開発したのアルツハイマー治療薬「Aduhelm」が先日、米食品医薬品局(FDA)に承認されました。

発表を受け、株価は280ドル近辺から400ドルへと大暴騰しました。
BIIB_Chart
バイオジェンのYTDチャート。ものすごいことになっている


ここまで大きく株価が動いた理由として、この治療薬が承認される可能性が非常に低かったことがあげられます。これまでの臨床試験において十分なエビデンスを示すことができていませんでした。それにもかかわらずFDAが承認を決めたのは、この薬に賭けている患者が多いという事情があります。これまでアルツハイマーの治療薬はありませんでした*。そのためアルツハイマーの患者にとってこの薬は唯一の希望ともいえるものです。FDAはこうした事情を顧みて、たとえ効くか分からなくても、患者にできるかぎりの選択肢を提供したいと考えたようです。

*Wikipedhiaによると、「2003年以降、アルツハイマー病に対して承認された最初の新薬であり、この疾患の根本的な病態整理を対象とした初めての治療法である」との事


ただ、医学的なエビデンスが不十分なのにも関わらず承認したという今回の決定は米国で議論を読んでおり、3人のFDA諮問委員が今回の決定に抗議し辞任しています。


何はともあれ、バイオジェン(とエーザイ)にとっては今回の決定は朗報です。私は専門的なことはわかりませんが、患者にとっても朗報であることを願っています。

経緯は下のリンクが詳しいです。
アデュカムマブ承認に医薬品業界が沸いているのはなぜ?【アデュカムマブの歴史】│チクチクのお薬手帳 (mr-net.info)