1930年にオランダの「ユニ・マーガリン」とイギリスの「リーバ・ブラザーズ」が経営統合して「ユニリーバ」が誕生しました。その経緯から、UL(イギリス)とUN(オランダ)という2つのティッカーシンボルがあったのですが、2020年に統一。現在はULだけになっています。
英国籍企業であり、現地での配当課税がない点が魅力の一つです。
業績
英国籍企業であり、現地での配当課税がない点が魅力の一つです。
業績
(Statistaより)

(Seeking Alphaより)

(Seeking Alphaより)
幅広い分野で事業を展開するグローバル企業です。事業領域が生活必需品であり業績は緩やかに伸びています。この辺はPGなどと同様ですが、ULの最大の特徴は新興国比率が高いことです。上のグラフでもわかるように2013年にEmerging(新興国)比率が50%を突破し、さらに上昇を続けています。

(Seeking Alphaより)

(Seeking Alphaより)

(Seeking Alphaより)
幅広い分野で事業を展開するグローバル企業です。事業領域が生活必需品であり業績は緩やかに伸びています。この辺はPGなどと同様ですが、ULの最大の特徴は新興国比率が高いことです。上のグラフでもわかるように2013年にEmerging(新興国)比率が50%を突破し、さらに上昇を続けています。

(Seeking Alphaより)
ユニリーバは40年以上の連続増配記録を持ちます。米ドルで見ると為替変動の影響を受けて前年割れしている年もありますが、ユーロ建てでは毎年増配しています。自社株買いもあり。
発行済み株式数の減少ペースは緩やかです。この点においては米国企業との差がよく出ているように思います。
考察
ブランド力や事業の安定性は米国の生活必需品銘柄に引けを取りません。新興国のシェアが高いという特徴があるのでポートフォリオの分散化にも有益な銘柄です。
さらにバリュエーションと配当も魅力です。PGと比較してみます(2021年9月20日)
1. 予想PER PG - 24倍 ⇔ UL - 18倍
2. 配当利回り PG - 2.41% ⇔ UL - 3.74%
3. 配当性向* PG - 61% ⇔ UL - 70%
*Trailing 12 Months of Earnings
まずPERが魅力的です。米国株は全体的に割高になっており、PGもこの水準で投資して利益がでるか微妙なラインに入っていますが、ULはまだ投資チャンスがありそうです。そして配当利回りにかなりの差があります。ここに現地課税10%の差が加わるため、配当に関してはULの方が圧倒的に魅力的です。配当性向はULの方がやや高めですが、その差を調整しても配当利回りはULに分があります。
発行済み株式数の減少ペースは緩やかです。この点においては米国企業との差がよく出ているように思います。
考察
ブランド力や事業の安定性は米国の生活必需品銘柄に引けを取りません。新興国のシェアが高いという特徴があるのでポートフォリオの分散化にも有益な銘柄です。
さらにバリュエーションと配当も魅力です。PGと比較してみます(2021年9月20日)
1. 予想PER PG - 24倍 ⇔ UL - 18倍
2. 配当利回り PG - 2.41% ⇔ UL - 3.74%
3. 配当性向* PG - 61% ⇔ UL - 70%
*Trailing 12 Months of Earnings
まずPERが魅力的です。米国株は全体的に割高になっており、PGもこの水準で投資して利益がでるか微妙なラインに入っていますが、ULはまだ投資チャンスがありそうです。そして配当利回りにかなりの差があります。ここに現地課税10%の差が加わるため、配当に関してはULの方が圧倒的に魅力的です。配当性向はULの方がやや高めですが、その差を調整しても配当利回りはULに分があります。
コメント