私は投資をする上でトータルリターンと同じかそれ以上に、配当を重視しています。私にとっての投資とは、資産を最大化するために行うものではなく、経済的自由を実現するための手段であり、それには安定したキャッシュフローが必要だからです。

私は現在32歳なのですが、40歳前後で年間配当額200万円を目指しています。その目標を達成するために毎年配当がどれだけ伸びなければならないかを示したのが、下の表です。
dividend-target

保有資産の増配率は毎年5%を想定しています。また再投資する銘柄の配当利回りも一律で3%に設定しています。どちらも無理のない数値であるはずです。このシミュレーションによれば40歳前後で配当200万円は十分実現可能だと考えられます。

この表を作ったのが去年で、BPとWFCの減配やいくつかの銘柄入れ替えを実施する前であったため、2020年の年間配当額が10,000ドルということになっていますが、実績は9,000ドルと思い通りには進んでいません。また、為替レートが$1=¥110という点も見通しが甘いです。しかし、この表では2021年以降の追加金額がほとんどない(H列)設定なので、必要に応じて資金を追加投入することでパフォーマンスの不足分を補うことは比較的容易にできます。結局、見通しの甘さと入金余力とが釣り合って概ね想定通りに事が運ぶのではないかという気がしています。

このシミュレーションが絵に描いた餅なのか、それとも適切な予測なのかは少し先の未来に分かります。その時にまた振り返りたいと思っています。